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忙しかったり,PCの調子が悪くて随分とサボってしまいました。
緑神達のサウンドを堪能するためには
何種類か出ているLive演奏を聴くことをお勧めします。
優れた即興演奏や素晴らしいギターの音色が目白押しです。
今回はちょっと専門的なギターの音色についての話をしたいのですが
何ピーター・グリーンがフレーズのセンスが素晴らしいことは言うまでもありませんが,
むしろ,驚くべきはたった一音のフレーズでもピッキングやヴォリュームの大小だけで,色々な表情を見せるということです。
あと,彼のギターはちょっとした改造がされていまして
僕は彼の音を好きすぎて,それを真似をするために,自分のギターを改造してしまったくらいです。
具体的にどんな改造かと言うと,ピーター・グリーンが当時使っていたギター(Gibson Les Paul)はセンターPick Upの位置にするとフェイズ・アウトの音がします。
通常のGibson Les Paulはフェイズ・インです。
このフェイズ(Phase In/Out)は電気的な位相のことで,かなり専門的になりますので説明は差し控えますが
僕は通常の音もピーターの音も両方出したかったのでトーン・スイッチにタップを仕込んで切替えれるようにしています。
どんな音かというので,自分のギターの音で聴いてもらいましょう。
これが通常のフェイズ・イン
http://hajigo-koniru.hp.infoseek.co.jp/blog/fase_in.mp3
ジミー・ペイジなんかは,センターPick Upにしてトレブルいっぱい,ベース・カットで
カリカリのコロコロにして弾いているらしいですが,
僕はこれくらいのまろやかだけど,輪郭がはっきりしている音が好きですね。
そして,これがフェイズ・アウト
http://hajigo-koniru.hp.infoseek.co.jp/blog/out_in.mp3
独特のペラペラの音ですが,ピーター大好き人間なら,やっぱり出したい音ですね。
あまり歪みません,ピッキングのニュアンスは良く出ると思います。
“ジャンピング・アット・シャドウズ(Jumping at Shadows)”なんかのイントロがそうです。
ちなみにピーターの使っていたGibson Les Paulは後にゲイリー・ムーアの手に渡ったそうです。
あと,前回少しお話した,ジェレミー・スペンサーの「エルモア・ジェイムズ風のスライド・ギター」
ってやつですが,左手の指に筒をはめて弾く奏法です。
ピーターやダニーが色々弾くのに対して,ジェレミーは馬鹿の一つ覚えのようにこれしか弾きません。
こんなんです。
http://hajigo-koniru.hp.infoseek.co.jp/blog/elmore.mp3
やぁ,かなりマニアックになりましたが,最後に彼らの即興演奏を堪能できる,ロック・ナンバー
“ラトルスネイク・シェイク(Rattlesnake Shake)”をどうぞ!
すごいテンションです。
by こにる
緑神達のサウンドを堪能するためには
何種類か出ているLive演奏を聴くことをお勧めします。
優れた即興演奏や素晴らしいギターの音色が目白押しです。
今回はちょっと専門的なギターの音色についての話をしたいのですが
何ピーター・グリーンがフレーズのセンスが素晴らしいことは言うまでもありませんが,
むしろ,驚くべきはたった一音のフレーズでもピッキングやヴォリュームの大小だけで,色々な表情を見せるということです。
あと,彼のギターはちょっとした改造がされていまして
僕は彼の音を好きすぎて,それを真似をするために,自分のギターを改造してしまったくらいです。
具体的にどんな改造かと言うと,ピーター・グリーンが当時使っていたギター(Gibson Les Paul)はセンターPick Upの位置にするとフェイズ・アウトの音がします。
通常のGibson Les Paulはフェイズ・インです。
このフェイズ(Phase In/Out)は電気的な位相のことで,かなり専門的になりますので説明は差し控えますが
僕は通常の音もピーターの音も両方出したかったのでトーン・スイッチにタップを仕込んで切替えれるようにしています。
どんな音かというので,自分のギターの音で聴いてもらいましょう。
これが通常のフェイズ・イン
http://hajigo-koniru.hp.infoseek.co.jp/blog/fase_in.mp3ジミー・ペイジなんかは,センターPick Upにしてトレブルいっぱい,ベース・カットで
カリカリのコロコロにして弾いているらしいですが,
僕はこれくらいのまろやかだけど,輪郭がはっきりしている音が好きですね。
そして,これがフェイズ・アウト
http://hajigo-koniru.hp.infoseek.co.jp/blog/out_in.mp3独特のペラペラの音ですが,ピーター大好き人間なら,やっぱり出したい音ですね。
あまり歪みません,ピッキングのニュアンスは良く出ると思います。
“ジャンピング・アット・シャドウズ(Jumping at Shadows)”なんかのイントロがそうです。
ちなみにピーターの使っていたGibson Les Paulは後にゲイリー・ムーアの手に渡ったそうです。
あと,前回少しお話した,ジェレミー・スペンサーの「エルモア・ジェイムズ風のスライド・ギター」
ってやつですが,左手の指に筒をはめて弾く奏法です。
ピーターやダニーが色々弾くのに対して,ジェレミーは馬鹿の一つ覚えのようにこれしか弾きません。
こんなんです。
http://hajigo-koniru.hp.infoseek.co.jp/blog/elmore.mp3やぁ,かなりマニアックになりましたが,最後に彼らの即興演奏を堪能できる,ロック・ナンバー
“ラトルスネイク・シェイク(Rattlesnake Shake)”をどうぞ!
すごいテンションです。
by こにる
今回は僕が最も好きな音を出すギタリストの一人を語るために,初期のフリートウッド・マック(Fleetwood Mac)を取り上げましょう。
フリートウッド・マックの一般的な認識は恐らく1970年代に「ファンタステッィク・マック」や「噂」といったアルバムをヒットさせたポップスに近い音楽をやるグループ。
しかし,僕らのようにロックやブルースのギターをやる人間にとってのフリートウッド・マックに対する認識は少し異なると思います。
僕個人としては,緑神(Green God)と呼ばれた名ギタリスト「ピーター・グリーン」が在籍していた時代こそ・・という気持ちがあります。
彼は白人ながらすごく,味のあるブルース・ギターを極上のサウンドで聞かせます。
あと「Freetwood Mac」というスペルを見れば分かりますが,リズムセクション(ドラムとベース)の2人からバンド名をつけたんですね。数々のメンバー変遷を経ながらもこの2人はすっとフリートウッド・マックを支えていきます。
1967年の結成当初のメンバーは以下の4人
Vo&Gt:ピーター・グリーン(Peter Green)
Dr: ミック・フリードウッド(Mick Fleetwood)
Ba: ジョン・マクヴィー(John McVie)
Vo&Gt:ジェレミー・スペンサー(Jeremy Spencer)
さらに1968年にVo&Gtのダニー・カーワン(Danny Kirwan) を加え5人メンバーとなった初期フリートウッド・マックは1970年までのわずか2-3年の間に多くの良質のブルース・ロック・ナンバーを世に送り出します。ちなみに後年のポップス・バンドの面影は微塵もありません。
そんな初期フリートウッド・マックの代表曲を多く聴くなら「英吉利の薔薇」(English Rose)がおすすめ。
後にサンタナのカバーでも有名な“ブラック・マジック・ウーマン(Black Magic Woman)”や全英No1ヒットを獲得したインスト・チューン“アルバトロス(Albatross)”が含まれています。
Black Magic Womanでは緑神の真骨頂を耳にすることが出来ますし,Albatrossでは本当にあほうどりが海の上を飛んでいる姿を思い浮かべることが出来るでしょう。
また,若干20歳のダニー・カーワンも重要な役割を果たしており,彼のペンによる“恋のモヤモヤ(Something Inside Me)”は彼の細めの甘い声と,言いたくても全てを言い切れないようなリード・ギターのフレーズが印象的な非常に美しく取っ付きやすいマイナー・ブルースです。・・・ていうか,モヤモヤ って変な邦題付けるなよ
と言いたいが。
もちろんジェレミー・スペンサーは相変らずエルモア・ジェイムズ風のスライド・ギターを披露していますよ。
この辺のサウンド関係については次回ということで。
by こにる
フリートウッド・マックの一般的な認識は恐らく1970年代に「ファンタステッィク・マック」や「噂」といったアルバムをヒットさせたポップスに近い音楽をやるグループ。
しかし,僕らのようにロックやブルースのギターをやる人間にとってのフリートウッド・マックに対する認識は少し異なると思います。
僕個人としては,緑神(Green God)と呼ばれた名ギタリスト「ピーター・グリーン」が在籍していた時代こそ・・という気持ちがあります。
彼は白人ながらすごく,味のあるブルース・ギターを極上のサウンドで聞かせます。
あと「Freetwood Mac」というスペルを見れば分かりますが,リズムセクション(ドラムとベース)の2人からバンド名をつけたんですね。数々のメンバー変遷を経ながらもこの2人はすっとフリートウッド・マックを支えていきます。
1967年の結成当初のメンバーは以下の4人
Vo&Gt:ピーター・グリーン(Peter Green)
Dr: ミック・フリードウッド(Mick Fleetwood)
Ba: ジョン・マクヴィー(John McVie)
Vo&Gt:ジェレミー・スペンサー(Jeremy Spencer)
さらに1968年にVo&Gtのダニー・カーワン(Danny Kirwan) を加え5人メンバーとなった初期フリートウッド・マックは1970年までのわずか2-3年の間に多くの良質のブルース・ロック・ナンバーを世に送り出します。ちなみに後年のポップス・バンドの面影は微塵もありません。
そんな初期フリートウッド・マックの代表曲を多く聴くなら「英吉利の薔薇」(English Rose)がおすすめ。
後にサンタナのカバーでも有名な“ブラック・マジック・ウーマン(Black Magic Woman)”や全英No1ヒットを獲得したインスト・チューン“アルバトロス(Albatross)”が含まれています。
Black Magic Womanでは緑神の真骨頂を耳にすることが出来ますし,Albatrossでは本当にあほうどりが海の上を飛んでいる姿を思い浮かべることが出来るでしょう。
また,若干20歳のダニー・カーワンも重要な役割を果たしており,彼のペンによる“恋のモヤモヤ(Something Inside Me)”は彼の細めの甘い声と,言いたくても全てを言い切れないようなリード・ギターのフレーズが印象的な非常に美しく取っ付きやすいマイナー・ブルースです。・・・ていうか,モヤモヤ って変な邦題付けるなよ
と言いたいが。 もちろんジェレミー・スペンサーは相変らずエルモア・ジェイムズ風のスライド・ギターを披露していますよ。
この辺のサウンド関係については次回ということで。
by こにる
さて,今回から僕がアコースティック・ギターにのめり込むきっかけとなった,レヴァランド・ゲイリー・デイヴィス(Reverend Gary Davis)の音楽を紹介しましょう。
ギター1本と歌声で全てを表現する音楽としてはフォーク・ソング等が思い浮かぶと思うのですが,残念ながら黒人ブルースの流れを汲むこの種の音楽は日本で広く認知されているとは思えません。
しかし,自分自身もそうですが,ギターを弾く人間としては,現在聞かれているポピュラー・ミュージックの多くのルーツとなっている黒人ブルースに辿り着いてのはごく自然な流れかなとは思います。
この世界には数々の魅力的なギタリスト(シンガー)が存在するのですが,ほとんどが自然と湧き上がってくるものを,音楽で表現したというのが正解でしょう。
ゲイリー・デイヴィスもその一人で,戦前から亡くなる1972年まで活躍し,多数の録音を残し,様々なミュージシャンに多大な影響を与えた偉大なブルース・マンです。
彼の母は旅の踊り子で,もっぱらお祖母さん育てられ。
3歳の時に目薬が原因で光を失い,弟は殺された。。。等々
この手のブルース・マンにありがちな境遇ですね。
Reverendが示すとおり聖職者である彼の歌詞の内容は黒人の教会音楽というべきゴスペルを基本として,時には野太い声で吐き捨てるように,時には語りかけるように訥々と歌います。この説得力の前では細かい音程なんて気にする方が馬鹿げていると思わざるを得ません。
私見ですが,彼の歌のメロディーは他のブルース・マンと比べてもキャッチーで分かり易くできていると感じています。これが,この道(ブルース)へ入る第一歩としてゲイリー・デイヴィスをお勧め出来る点です。
ここに挙げたハーレム・ストリート・シンガー(Harlem Street Singer)にはそんなゲイリーの比較的キャッチーなゴスペル調の曲が満載。
ギターに関してはもちろん独学で学んだそうです。
案の定,彼はとても理解できないようなギターの弾き方をします。
例えば,彼はピッキングをする右手の指を親指&人差指の2本しか使いません。しかし,指を3〜4本使う常人より複雑な演奏を苦もなくこなします。
その巨大な左手では常人が抑えれないようなコードを押えます。
親指をネックの上からにょきっと出して5&6弦一発で押えることなどは朝飯前のようです。
12弦ギターのようなネックが太く弾きにくいギターでも6弦ギターのように弾いてしまいます。
演奏自体が現代の価値観から見れば粗いことも多々あるのですが,リズム的には決して破綻しないあたりは黒人の血のようなものを感じます。
雰囲気は映像を見て感じてもらうのが良いでしょう。
Death Don't Have No Mercy
非常に胸を打つ曲です。
これとは別ですがこの曲を弾くGary Davisを涙を流しながら見ている黒人達の映像も見たことがあります。
さて,彼の演奏の中でも特にゴスペル調の曲で歌いながら軽々とこなすコード・プレイの複雑さは筆舌に尽くしがたいのですが,彼は所謂ラグタイムを発展させたブルース・スタイルの音楽も得意として,ギター・インストの曲ではその強靭な左右の手を駆使し,骨太な音で延々と即興演奏繰り広げることもあります。
しかも,カポタストを使わずあらゆるKeyで演奏できたと言うから驚きです。
ブルース&ラグタイム(Blues & Ragtime)では自由気ままに弾き倒すゲイリーのブルース・ギターを堪能できますよ。
僕も「彼のような演奏をしたい,彼の影響を受けた!」
って言いたいのですが,あまりにも難解で物理的にすら真似できないというのが現状です。まして精神性については言うまでもありません・・・
最後に,彼は後進の育成にも貢献しており,ステファン・グロスマン,ウッディ・マン,アーニー・ホーキンスといった現代活躍する演奏家達が師事し影響を受けたことで知られています。
彼は一流の演奏家達にも慕われる存在であったようですね。
by こにる
ギター1本と歌声で全てを表現する音楽としてはフォーク・ソング等が思い浮かぶと思うのですが,残念ながら黒人ブルースの流れを汲むこの種の音楽は日本で広く認知されているとは思えません。
しかし,自分自身もそうですが,ギターを弾く人間としては,現在聞かれているポピュラー・ミュージックの多くのルーツとなっている黒人ブルースに辿り着いてのはごく自然な流れかなとは思います。
この世界には数々の魅力的なギタリスト(シンガー)が存在するのですが,ほとんどが自然と湧き上がってくるものを,音楽で表現したというのが正解でしょう。
ゲイリー・デイヴィスもその一人で,戦前から亡くなる1972年まで活躍し,多数の録音を残し,様々なミュージシャンに多大な影響を与えた偉大なブルース・マンです。
彼の母は旅の踊り子で,もっぱらお祖母さん育てられ。
3歳の時に目薬が原因で光を失い,弟は殺された。。。等々

この手のブルース・マンにありがちな境遇ですね。
Reverendが示すとおり聖職者である彼の歌詞の内容は黒人の教会音楽というべきゴスペルを基本として,時には野太い声で吐き捨てるように,時には語りかけるように訥々と歌います。この説得力の前では細かい音程なんて気にする方が馬鹿げていると思わざるを得ません。
私見ですが,彼の歌のメロディーは他のブルース・マンと比べてもキャッチーで分かり易くできていると感じています。これが,この道(ブルース)へ入る第一歩としてゲイリー・デイヴィスをお勧め出来る点です。
ここに挙げたハーレム・ストリート・シンガー(Harlem Street Singer)にはそんなゲイリーの比較的キャッチーなゴスペル調の曲が満載。
ギターに関してはもちろん独学で学んだそうです。
案の定,彼はとても理解できないようなギターの弾き方をします。
例えば,彼はピッキングをする右手の指を親指&人差指の2本しか使いません。しかし,指を3〜4本使う常人より複雑な演奏を苦もなくこなします。
その巨大な左手では常人が抑えれないようなコードを押えます。
親指をネックの上からにょきっと出して5&6弦一発で押えることなどは朝飯前のようです。
12弦ギターのようなネックが太く弾きにくいギターでも6弦ギターのように弾いてしまいます。
演奏自体が現代の価値観から見れば粗いことも多々あるのですが,リズム的には決して破綻しないあたりは黒人の血のようなものを感じます。
雰囲気は映像を見て感じてもらうのが良いでしょう。
Death Don't Have No Mercy
非常に胸を打つ曲です。
これとは別ですがこの曲を弾くGary Davisを涙を流しながら見ている黒人達の映像も見たことがあります。
さて,彼の演奏の中でも特にゴスペル調の曲で歌いながら軽々とこなすコード・プレイの複雑さは筆舌に尽くしがたいのですが,彼は所謂ラグタイムを発展させたブルース・スタイルの音楽も得意として,ギター・インストの曲ではその強靭な左右の手を駆使し,骨太な音で延々と即興演奏繰り広げることもあります。
しかも,カポタストを使わずあらゆるKeyで演奏できたと言うから驚きです。
ブルース&ラグタイム(Blues & Ragtime)では自由気ままに弾き倒すゲイリーのブルース・ギターを堪能できますよ。
僕も「彼のような演奏をしたい,彼の影響を受けた!」
って言いたいのですが,あまりにも難解で物理的にすら真似できないというのが現状です。まして精神性については言うまでもありません・・・
最後に,彼は後進の育成にも貢献しており,ステファン・グロスマン,ウッディ・マン,アーニー・ホーキンスといった現代活躍する演奏家達が師事し影響を受けたことで知られています。
彼は一流の演奏家達にも慕われる存在であったようですね。
by こにる



